リラクセーション・呼吸法について
呼吸法と呼ばれるものには、いろいろある。
ヨガの中には、鎮静のための呼吸があるのと同時に、活性化する呼吸法もある。
グラウンディングでは、呼吸をしながら、自分が大地につながるイメージを加えることもある。
座禅でも、呼吸は大きな役割を持つ。
呼吸法は、「今、ここにいる」自分に意識を向けかえるきっかけを与えてくれる。
自分を整えるのに、ただでできる。手軽で、有効である。
わたしがリラクセーションに有効だと感じて、「しろちゃんとくろちゃんの呼吸法の基本」動画や、実践で使ってきている呼吸法のきっかけを遡ると、松原秀樹先生の青く薄い本(「筋弛緩法とリラクセーション」だったか…)をもとにしたワークショップを30年以上前に受けたことがはじまりかなと思う。
リラクセーションの手段には、漸進的筋弛緩法のほか、自律訓練法もある。自律訓練法については自律訓練学会が開催している自律訓練法の講習会にも行き、関連書籍を複数読んで、一般的に使えそうな部分を習得し、仲間で練習し、実践に臨んできた。
それから、パテル著・竹中晃二訳「ストレスマネジメント」を読み、自分でも練習し、臨床の場で工夫して、多くのクライエントとともに実践を続けてきた。
いくつかのやりかたを組み合わせて、その人がその状況の中での不安や緊張を自分なりにコントロールできるように、なるべく簡単なやりかたを模索してきた。
普段の臨床では、そういう来歴を直接話すことはなく、その人の話の流れに応じて「ちょっとやってみましょうか」とガイドすることが多いので、おそらく説明不足のことも多いだろうと思う。それでも多くの方がガイドに応じてくださり、自分なりに静かにしばらく呼吸に集中するだけで、からだがほぐれ、呼吸が深まり、終わったあとにはほっとした様子に戻られるのをなんども見てきた。
気持ちよかったな、と思う実感が重なれば、自然に自分のものにしていきやすい。
忘れた頃に時々でも、続けるほどに自分の板についてくる。
何度も、何年も続ける中で、呼吸法の効果として自分が実感することの1つは、自分のからだの緊張具合がより感じられるようになったことがある。緊張している自分をそのまま恥ずかしがらずに受け止めることができるというのか、無理に落ち着かそうとしないでも、呼吸を整えるうちに自然に落ち着いてくるのが信頼できるようになった、と言おうか。
早めに気づくと、小さく修正できる良さもある。
3分ほどで、すっかりと地に足がつく感じが戻ってくるのもいい。
吸うか、吐くか、がわからなくなるとか、気づいたら呼吸を止めている、ということがストレス時にはある。そういう時は、気づいたときに、深く吐くほうをよく意識していると、自然に呼吸は深いリズムへと整っていく。
今から10年前くらいに、ヨガについて少し学んだときに、活性化するための呼吸もあることや、漸進的筋弛緩法に近いインストラクションがあることを知り、学びがつながる面白さを知った。ヨガと漸進的筋弛緩法との関係性をさらに調べてみるのも面白そうだと思う。
ヒーリングのジャンルでいろいろ言われている知識の断片が重なり合えば、より効果が高くてやりやすいかたちになっていくのではないかと思っている。
呼吸が深いと、からだの力みが抜けて、気持ちも広がる。 どんなことにも泰然と受け止められる土壌を育てる感じだ。




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